
僧帽筋のストレッチをすると いいことがたくさんあります✨
首・肩のこり
僧帽筋のストレッチをすると、いいことがたくさんあります
上部と下部で働きが違います。どちらに向けた動きかで、起きることが変わります。
僧帽筋は首の後ろから肩、背中の中ほどまで広がる大きな筋肉です。ひし形に近い形をしていて、上部・中部・下部に分かれています。肩こりの話題で取り上げられるのはたいてい上部ですが、上部だけをほぐしても肩の位置が戻ってしまう、ということが起こります。
このページでは、僧帽筋がどこにあり、上部と下部で何が違うのかを整理したうえで、それぞれに向けたストレッチ動画をまとめました。
僧帽筋は3つに分かれています
| 部位 | どこにあるか | 働き | 動画 |
|---|---|---|---|
| 上部 | 首の後ろから肩の上 | 肩甲骨を引き上げる | BY331BY416BY429BY349 |
| 中部 | 肩甲骨と背骨の間 | 肩甲骨を内側に寄せる | BY262 |
| 下部 | 肩甲骨の下から背中 | 肩甲骨を引き下げる | BY462BY459BY266 |
上部が縮んで下部が使えていない、という組み合わせが起こりやすいと考えられています。どちらか一方ではなく、両方に触れておくのがおすすめです。
なぜ上部だけでは戻ってしまうのか
上部には、肩甲骨を引き上げる働きがあります。デスクワークやスマートフォンの操作で頭が前に出た姿勢が続くと、ここが縮んだまま固まりやすくなります。肩がすくんで見える状態です。
一方、下部には引き下げる働きがあります。上部と下部は綱引きのような関係で、片方が縮んだままでもう片方が使えていないと、肩の位置は上がったところで落ち着いてしまいます。
つまり、上部をゆるめたあとに下部を使っておくと、肩が下がった位置に留まりやすくなります。ほぐすだけで終わらせない理由がここにあります。
首の可動域を確かめてから、僧帽筋をほぐす
10分
こんな方に首を回すと詰まる感じがある方
動画の流れ
- なぜ僧帽筋のこわばりが首こり・肩こり・頭痛につながるのかを解説
- 頭を横に倒して首の可動域をチェック
- 頭を横に向けて可動域をチェック
- 後頭部の下の皮膚をつまんで揺らしてほぐす
- 反対側の肩甲骨まわりの皮膚をつまんで揺らす
- 首の横側の皮膚を引っ張って揺らす
- 反対側の首の横側の皮膚を引っ張って揺らす
- 拳の第二関節で後頭部下の骨際を横にゴリゴリとほぐす
- 同じ部位を縦方向にほぐす
- 拳で首の骨の横を挟むようにほぐす
- 右耳の後ろの骨の下を親指で横に揺らしてほぐす
- 同じ部位を縦に押し上げるようにほぐす
- 反対側(耳の後ろ)を同様にほぐす
- 両手を体の横に置き、肩を耳に近づけてすくめてから脱力
- 頭を左に傾けて固定し、右肩を下に下げてストレッチ
- 頭を右に傾けて固定し、左肩を下に下げてストレッチ
- 頭を横に振ったり回したりしてアフターチェック
動画タイトル:【1回で首こり解消!】僧帽筋をほぐして、首肩スッキリ!猫背とストレートネックによる首こり、肩こり、頭痛にオススメ!
上部をほぐして、上がった肩の位置を整える
8分
こんな方に肩がいつも上がっていて、力が抜けない感じがする方
動画の流れ
- なぜ顔の大きさに肩のポジションが関係するのか
- 両手をお尻の横につき、肩を耳に近づけてすくめてから下に落とす
- 反対に、肩をぐっと下に下げる動きを繰り返す
- 肩を下げたまま頭を右に傾けて首筋を伸ばす
- 手を後頭部に置き換えて、首の斜め後ろ側を伸ばす
- 頭を左に傾けて、反対側の首筋を伸ばす
- 手を後頭部に置き換えて、反対側の斜め後ろ側を伸ばす
- 顔を右に向け、耳の後ろの筋肉をつまんでほぐす
- 反対側も同様にほぐし、首の前側もほぐす
- 両手を胸の前に当て、顎を右上・左上に向けて上げる
- 両手を斜め上に伸ばし、肘を曲げて肩甲骨を寄せる
- 両手を万歳してグッドサインを作り、腕を後ろに引く
- 手を組んで背中を丸め、肩甲骨の間を広げる
- 手のひらを返して上に伸び、体の横にゆっくり下ろす
- 顎を引いて首の後ろを伸ばし、キープする
動画タイトル:【僧帽筋のモリモリが消える!】顔が大きい理由は肩のポジションにあった!
首と肩をまとめて動かす、やさしいトレーニング
9分
こんな方にご家族と一緒に、無理のない範囲で始めたい方
動画の流れ
- もっこり首・もっこり肩の原因と、この動画で行うケアの流れ
- 指で首の後ろの生え際から肩の付け根まで挟んでほぐす
- 鎖骨のすぐ下のくぼみを指で左右に揺らしてほぐす
- 反対側の鎖骨下のくぼみも同様にほぐす
- 首と肩の境目に圧をかけてもみ、手のひらを天井に向けて腕を回す
- 反対側も同様に、境目をもみながら腕を回す
- 肩をぎゅっとすくめてからストンと脱力する
- 顔を45度に向けて後頭部に手を添え、首の後ろを斜め上に伸ばす
- 反対側も同様に、首の後ろを斜め上に伸ばす
- 両手を前に伸ばし、肘を後ろに引いて肩甲骨を寄せる
動画タイトル:【60代の母に勧めた】もっこり首!もっこり肩!ガチガチの首肩こり改善するトレーニング!ストレートネックによる首こり、肩こり、頭痛にオススメ!
肩の盛り上がりが気になるときのほぐし
6分
こんな方に肩のラインが丸く見えることが気になる方
動画の流れ
- なぜ肩がもりもりして見えるのか、肩甲骨の位置との関係について
- 楽な姿勢から肩を上下に大きく動かす
- 肩を耳に近づけてから、しっかり下に下げる動きを繰り返す
- 手のひらを天井に向け、肘を曲げて肩甲骨を背中で寄せる
- 腕を遠くに伸ばしてから自分側へ寄せる(手のひらは下向き)
- 両肘を顔の前で合わせて背中を丸め、手のひらを外向きにして肩甲骨を寄せる
- 肩甲骨を大きく回して一息つく
- 両手を万歳の姿勢に開き、背中で寄せながら小さくバウンドさせる
- 自分を抱きしめるように背中を丸め、肩甲骨に触れてクールダウン
動画タイトル:【もっこり肩はヤバい!僧帽筋!】肩がモリモリしてるあなた!放置は危険!僧帽筋がゆるめば変わる!簡単5分!
下部を使って、肩を下げた位置に置く
下部を使う動きは、ほぐしと違って少し地味です。大きく動かすわけではなく、肩甲骨を下に引くだけの小さな動きが中心になります。
ただ、ここが働くようになると、上部にかかっていた負担が減ります。「ほぐしてもすぐ戻る」と感じている方ほど、こちらを足してみてください。
上部をほぐしたあと、下部を使って肩を下げる
8分
こんな方にほぐしても肩の位置がすぐ戻ってしまうと感じる方
動画の流れ
- なぜ肩こり・首の重さに僧帽筋が関係するのか
- 僧帽筋をつまんで、腕を大きく回す(片側)
- 反対側も同様に僧帽筋をつまんで腕を回す
- 指3本で僧帽筋を押しながら肩をすくめて下げる(片側)
- 反対側も同様に肩をすくめて下げる動きを行う
- 片手を背中に回し、顔を反対側に倒して耳を斜め上に引っ張る(僧帽筋上部繊維を伸ばす・片側)
- 反対側も同様に伸ばす
- 座って前傾し、両手をY字に上げてお腹を凹ませたまま腕を後ろに引く(僧帽筋下部繊維のトレーニング)
動画タイトル:【僧帽筋】慢性的な肩こりと首の重さを解消!僧帽筋ストレッチで軽やかな毎日を!
5分で首から肩甲骨までひと通り動かす
6分
こんな方に時間がないけれど、首肩をひと通り動かしておきたい方
動画の流れ
- なぜ僧帽筋をほぐすと首肩のだるさが軽く感じられやすいか
- 両手を頭に乗せて肘を閉じ、頭を下げて僧帽筋上部を伸ばす
- 顔を上げたら片手を背中に、反対の手を頭に置いて首を横に倒す
- 頭を斜め上に引き上げるようにして首の側面を伸ばす
- 反対側も同様に、逆の手を背中に回して首を横に倒す
- 手を解き、指を組んで背中を丸め、肩甲骨を外側に開く
- 体を起こし、手のひらを合わせて前に押し出す(15秒キープ)
- 手を入れ替えて反対の重なりで同じように前に押し出す
- 手を太ももに置き、背骨をねじって肩甲骨の下側を伸ばす
- 反対方向へも背骨をねじる
- 動きを戻し、腕を伸ばして大きく伸びをして終了
動画タイトル:姿勢改善&肩こり解消!「僧帽筋」をほぐす5分ヨガストレッチ
肩がすくむ癖そのものを見直す
6分
こんな方に気づくと肩に力が入っている方
動画タイトル:【僧帽筋なくす】生徒さんの9割が実感!肩のもりもりは僧帽筋のせい!肩がすくむ癖を治して、ストンと落ちたデコルテを手に入れよう!
肩甲骨の可動域を広げる5分ほぐし
6分
こんな方に肩甲骨が動いている感じがしない方
動画タイトル:【僧帽筋ほぐし】簡単5分!日々の体が軽くなる!肩甲骨の可動域があげて疲れにくい体に!
どれから始めるか
順番に決まりはありませんが、選びやすい考え方を挙げておきます。
- 首を回すと詰まるなら、可動域を確かめるところから(BY331)
- 肩がいつも上がっているなら、上部をゆるめる動きから(BY416)
- ほぐしてもすぐ戻るなら、下部を使う動きを足す(BY462)
- 時間がないなら、5分でひと通り動かせるもの(BY459)
- ご家族と一緒になら、無理のない範囲で動かせるもの(BY429)
よくある質問
- 毎日やっても大丈夫ですか?
- 無理のない範囲であれば、続けやすいという声が多いです。強い痛みがある日は休み、体調に合わせて調整してください。
- 左右で硬さが違うのですが、おかしいでしょうか?
- 利き手や普段の姿勢によって左右差が出る方は多くいらっしゃいます。硬いと感じる側だけ、もう1セット加えていただいても構いません。
- どのくらいで変化を感じますか?
- その場で首を倒しやすくなったと感じる方もいますが、感じ方には個人差があります。1回で判断せず、しばらく続けてみてください。
- つまむ動きで指が痛くなります。
- 間にタオルを挟むと滑りにくくなります。爪が当たる場合は、指の腹で押さえる形に変えてください。
- 上部と下部、どちらを先にやればいいですか?
- ほぐしてから使う、という順番が組み立てやすいです。上部をゆるめたあとに下部を動かしてみてください。
まとめ
僧帽筋はひとつの名前で呼ばれますが、上部と下部では働きが逆です。そこを分けて考えると、今まで届かなかった場所に手が届くことがあります。
- 上部は肩甲骨を引き上げる筋肉。縮むと肩がすくんだ状態になります
- 下部は引き下げる筋肉。ここが使えないと、ほぐしても肩の位置が戻ります
- ほぐす(上部)→使う(下部)の順で組み立てると、変化を感じやすくなります
- 左右差はあって普通です。硬いほうを少し多めに動かしてみてください
毎日でなくて構いません。気づいたときに、呼吸に合わせて動かす。その積み重ねのほうが、一度に長くがんばるよりも続けやすいはずです。
行うときの注意
- 反動をつけず、呼吸に合わせてゆっくり動いてください
- 突っ張り以上の痛みが出る場合は、無理に伸ばさないでください
- 強く押すほど効くわけではありません。呼吸が続けられる範囲の圧で行ってください
- 首や腰に不安のある方は、動きの範囲を小さくして行ってください
- 痛みやしびれが強くなる動きは中止し、症状が続く場合は医療機関の受診をおすすめします